避妊していない夫婦を「早期妊娠因子による妊娠診断法」で調べると、予想排卵日の数日後(妊娠第二道)に約70%の女性が妊娠していました。96%が受精していたという報告もあります。
英国サザンプトン・ジェネラル病院のエドモンズ博士らは、規則正しく月経周期を繰り返していて排卵日が確認された既婚女性延ベ198人について、その後の妊娠継続状態を感度の高いhCG検査法によって追跡し、その結果を1982年に報告しています。それによると、排卵後二道目(妊娠第三道)に妊娠していた女性(着床していた女性)は全体の60%であったが、その後予定月経が四日以上遅れた女性は39%で、排卵後六週目ころ臨床検査によって妊娠が確認された者は26%でした。
この結果は、着床した胚(60%)の57%が臨床検査までに死んでいたことを示します。出産まで妊娠が続いたのは23%でした。
R・グレイ博士は、妊娠初期の胚死亡について調査した諸報告を調べあげて次のように結んでいます。「受精卵の10~15%が着床以前に死に、着床した胚の33~42%が月経の遅れに気づく前に死ぬ。両方を合わせると、受精卵の約半数は女性が妊娠と気づく前に消えている」。ということでした。
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